最高裁判決について
◆東日本訴訟について
 
最高裁は2013年4月2日に、国に対する上告を受理しないとの決定を下しました。
 また4月12日、ア社に対しての請求を棄却する判決を言い渡しました。
 これにより、原告らの敗訴が確定しました。

◆西日本訴訟について
 最高裁は、4月12日、東日本訴訟の閉廷直後に、上告を受理しないとの決定を下しました。
 よって同じく、原告らの敗訴が確定しました。

◆私たち薬害イレッサ東京支援連絡会は、原告・弁護団の8年を超える裁判でのたたかいに
 敬意を表するとともに、ともに原告を支えて活動してきた支援連の会員の皆さんや、
 これまで多大なご支援をいただいた多くの団体、個人の皆さんにお礼を申し上げます。

◆なお、裁判は終結し国とア社の法的責任は否定されましたが、
 半年で180人、2年半で557人が亡くなった薬害は歴史的事実として消えません。
 また、抗がん剤の副作用救済制度や薬害の再発防止に向けた課題は残されています。
 薬害のない世界のために、今後もお力を貸していただけますよう宜しくお願い申し上げます。